早乙女愛は私と同世代の人たちにはご存知の通り、梶原一騎の原作漫画「愛と誠」の映画ヒロインとしてオーディションで優勝。
役名の早乙女愛をそのまま芸名にした女優さんです。
年齢の割に色気を感じる眼差し、ボディは、まさに愛と誠のヒロイン早乙女愛そのまま。
相手役は西城秀樹。
この二人の姿を見ただけで情熱の恋の旋風が吹き荒れる予感がしたものです。
しかし、この「愛と誠」でヒロインをして大人気になったものの、その後はあまり活躍することがありませんでした。
なので、早乙女愛の表紙の芸能雑誌というのもほとんどなく、この近代映画1975年4月号はそういった意味でかなり貴重ですね。
昭和アイドル好きのエーブック店長は買取先でこの一冊を出して頂いた時、かなり大きな声で「ウォっ!! 出たぁ!」と叫んでしまいました。
早乙女愛が再びクローズアップされたのは1982年に発売された週刊プレイボーイ特別編集早乙女愛写真集。
こちらはセクシー女優として大きな乳房を惜しみなく披露。
話題となりました。
1983年にはにっかつロマンポルノ「女猫」に主演。
この映画、監督は山城新伍。
岩城滉一も出演しています。
早乙女愛という役名をそのままもらっただけに、ヌードになるには「愛と誠」ファンからイメージを壊すということで抵抗もあったことでしょう。
有名な作品から役名をもらうというのはどうしてもそのイメージに捕らわれてしまうのであまりいいように思えませんが、彼女はどう思っていたのでしょうか。
デビューの役名が芸名と同じということで思い出すのは映画「湘南爆走族」で織田裕二とともにデビューした江口洋介を思い出しますが、彼はたまたま本名と芸名が同じだったとか。
また仲村トオルもデビューの映画「ビー・バップ・ハイスクール」の中間徹と名前が似ていますが、こちらも本名。
どちらもオーディションの時に名前が同じ、似ているということで、選ぶ側が運命的なものを感じ、選んだということもあるようで、名前が同じということが悪いというだけではないようです。
エーブックでは、1970年代の近代映画をはじめ芸能雑誌の買取を積極的に行っております。
大量大歓迎です。