- 愛知県春日井市高蔵寺
- 出張買取
エーブック店長よりコメント
先日春日井市の高蔵寺のお宅に二度目の訪問。
台車一台分の荷物だったので、こちらの搬出作業はすぐ完了。
途中、新たにご依頼のお電話。
住所をお聞きすると同じ春日井市で、それも名古屋に戻る途中ということでしたので帰り道に寄らせて頂きました。
今回お譲り頂いたのはフランクリンライブラリー。
日本語版が全50冊と英語版が29冊でした。
フランクリンライブラリーはフランクリンライブラリー社が1983年より発売したシリーズ。
世界文学最高傑作家宝版と銘打っていました。
そこまで言うだけのことはあり、装丁は丁寧な糸とじ、用紙は特製紙、総革装、三方金という豪華な装丁。
画像を見てわかる通り、一冊ずつサイズもデザインも違い、愛書家の満足感を充足させるに十分なつくりになっています。
三方金というのは見栄えの良さだけでなく、日焼け、虫食いなどの予防の意味もあるんですね。
フランクリンライブラリーを調べていてはじめて知りました。
まさに百年後にも残る本です。
定価は当時の価格で18000円。
内容は文庫本でも気軽に手に入るものですが、愛書という意味合いが大きいシリーズです。
ちなみに、昨年10月初めの日本の日刊紙にカラーの一面広告を載せた米フランクリン・ライブラリー(東京に営業所)の総革装『世界文学最高傑作・家宝版』予約募集の広告文によれば、「本文ぺ一ジの折丁は丁寧な糸とじで、用紙は酸の残溜がない特製紙で何百年もの耐久性があります」と言う。日本語の本だから組版はともかくとして、用紙の調達と印刷は本国で行うのであろう。そうした「家宝版」を今、日本の愛書家は毎月1巻(全50巻)、1万8,000円で入手しているのである。
参照 https://www.hozon.co.jp/report/post_9393
フランクリンライブラリーは現在は中古市場でも人気です。
購入される目的はその装丁の美しさからインテリアとしてと思われます。
定価から考えるとかなり安く古本で入手ができるのも魅力のひとつですね。
今回お譲り頂いたフランクリンライブラリーはほぼ購入されたまま箱からも出さずに保管されていた様子で美品でした。
先に書いたとおり、装丁が装丁なだけにフランクリンライブラリーで状態が悪いというものも見たことがないのですが、それにしても今回は美品。
ありがとうございました。
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