- 愛知県春日井市
- 出張買取
エーブック店長よりコメント
先日、デザイン関係の法人さまよりも大量にお譲り頂いたファッション雑誌の中から特に人気の高かったオリーブをご紹介します。
オリーブは平凡社(マガジンハウス)から、ポパイの増刊として1981年より発行開始。
1982年に本格的に創刊されました。
ガーリーが興味を持つ内容に特化した雑誌で、古着やフランス映画、手作りなどの特集が多く、他のファッション雑誌とはひと味違った内容になっていましたね。
1982年創刊の時のオリーブは表紙にポバイとオリーブのイラストが登場したり、フロリダのテニス特集などポパイの姉妹雑誌らしい特集もあったんですね。
平成生まれの若いスタッフと話していたところ、雑誌のポバイは知っているものの、アニメのポバイはよくわからない様子。
ましてやオリーブがポパイのガールフレンド、ブルータスがポパイのライバル的な存在ということも知りません。
イラストを見せたところ、ユニバーサルスタジオで見たことがあると喜んでました。
1983年のオリーブは「オリーブ少女」という単語は出てきていますが、表紙のモデルは他のファッション雑誌と同じくキレイな外国人モデルを起用していますね。
1984年になると「リセエンヌ」という単語も登場。
フランスの女子高生をオシャレや生活のお手本として紹介していたようです。
1985年になるとバーゲンなどの特集、ショップの紹介も登場。
ダイエットもキーワードになってきました。
安い服でオシャレするなんてのはまさにオリーブ的なテーマですね。
1986年になると表紙のモデルがあこがれのお姉さんから少しだけ先輩にかわってきている気がしますね。
1987年はオリーブ少女の単語をかなり推してる様子です。
とんで、1990年台後半。
表紙には川瀬智子、吉川ひなのなど日本人モデルが登場してきます。
表紙に木村拓哉も登場してきます。
Wikipediaによると、オリーブのファッションは最先端で、尖っていたが、時代が追いついてきて、オリーブのファッションが日常となってきたため需要が減ってきて発行部数が減ってしまったのだとか。
雑誌の役割を終えたということで大往生といっていいのでしょう。
しかし、他のファッション雑誌と比べても古本としてのオリーブはいまだに人気が高く、買取が難しい雑誌が多い中、確実に買取ができる雑誌になります。
今回はデザインの会社の事務所で資料として使用されていたため、切り取りや、付箋の貼り付け、書き込みなどがあったり、保管状況もよくありませんでしたが、資料としてほしい方にお譲りすることができました。
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