①宮沢りえ『SantaFe』(1991)155万部
②菅野美穂『NUDITY』(1997)80万部
③田中みな実『Sincerely yours…』(2020)60万部
④樋口可南子『Waterfruits』(1991)55万部
④島田陽子<現·楊子>『KirRoyal』(1992)55万部
⑥川島なお美『WOMAN』(1993)55万部
⑦高岡早紀『One.two.three』(1995)55万部
⑧広末涼子『H+R』(1996)48万部 (注:同時発売2冊の合計)
⑨南野陽子『陽子をひとりじめ』(1986)43万部
⑩葉月里緒菜<現·里緒奈>『RIONA』(1998)40万部
日本国内での女性写真集の売上ランキングです。
3位の田中みな実さんと9位の南野陽子さん以外はすべて1990年代。
1990年代は写真集ブームがあり、お宝ブームもあって、投資対象としても写真集が購入されたため、ひとりで複数冊買う方もいて、売上販売数も増えたということがあったようです。
古本市場では残念ながらこのほとんどが安値で売買されてしまっています。
理由は供給が多いわりに需要はそんなにないということになります。
売れた分だけ本が世の中に本があるわけで、古本市場にたくさん出てくる割には欲しい方はそこまでいないということですね。
田中みな実さんは発売が新しく、今現在活躍されている方。
それでもやはり手放す方が多く、古本市場では安値になっています。
宮沢りえさんや菅野美穂さんも現役の第一線で活躍されていますが、なにしろ信じられないような数が売れた写真集のため、古本市場では激安の状態です。
この中で唯一、ちゃんとしたお値段がつくのは高岡早紀さんのone two three。
年を重ねてもそのビジュアルは落ちることなく、むしろ妖艶さを増しているため、ファンも増えているからと思われます。
ただし、こちらの写真集のカバーは触った途端に汚れがついてしまうような紙質であり、また非常に破けやすいため状態がよいものが少ないという特徴があります。
また高岡早紀のその他のヌード写真集、アクシデントシリーズや、2006年にone two threeを撮影し直した写真集TIME DIFFERENCEは更に人気が高いですね。