エーブックは、月に1、2回、東京古書会館の月曜日に開催される中央市に通っています。
一番の目的は現在の古本の相場を知ること。
古本の相場というのはそれほど変動がないものと思われがちですが、実際はそのカテゴリーに凄いコレクターの人が現れたり、テレビで特集が組まれたりなんてことで、相場は大きく変わります。
それをいち早く、確実に知る、察知できるのが古本の市場なのです。
同業者から話を聞くことも勉強になります。
古書組合に加盟しているものだけが参加できるもので、エーブックも組合員のため参加可能です。
もうひとつの目的はお客様からお譲り頂いた荷物の出品、そして購入です。
今回は出品が多く、また別件の用事もあったので、土曜日に名古屋を出発。
午前10時に到着して2時間ほど出品作業したのですが、いつもと違う日に行くのはおもしろいですね。
10年ぶりに東京で売出しをした時に仲良くなった古本屋さんと再会したり、月曜日とは違う仕事をしている東京の古本屋さんたちを見ることができました。
古本屋といえば、お店の奥で好きな文庫を読んでて、お客さんを待ってるだけってイメージがあるかと思います。
実際、私も自分がなるまではそう思ってました。
そういうスタイルの方もいますが、私が知ってる多くの古本屋さんは凄く動いています。
土曜日の東京古書会館は何人もの古本屋さんたちが、黙々と仕入れした本を整理していました。
実は東京まで通ってる理由の更にもうひとつの理由がこれなんですよね。
自分も改めて気合を入れて、古本屋道を歩まなければと思わせてもらえるからです。
まだまだエーブック、働きますよ。