【宅配買取】香港映画「花様年華」サウンドトラック

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エーブック店長よりコメント

香港映画の『花様年華』のサウンドラックCDをお譲り頂きました。

こちらのCDはLPジャケットサイズで、ポスターやロビーカード風のシートが10枚付属していて、聴くだけでなく、見ても楽しめる一品になっています。

『花様年華』(英題: In the Mood for Love)は、2000年に公開された香港の映画で、ウォン・カーウァイが監督を務めています。主演はトニー・レオンとマギー・チャンで、彼らはそれぞれ周慕雲(チャウ・モーワン)と蘇麗珍(スー・リーチェン)を演じています。この映画は、1960年代の香港を背景にした恋愛ドラマであり、ウォン・カーウァイの映画作品の中でも特に高い評価を受けている作品です。
映画のあらすじ

『花様年華』は、1962年の香港を舞台にしています。主人公のチャウとスーは、夫と妻にそれぞれ裏切られていることに気づきます。二人は同じアパートの隣人として偶然出会い、やがて彼らの配偶者が不倫関係にあることを知ります。この発見がきっかけとなり、チャウとスーは互いに惹かれ合うようになりますが、彼らは恋愛関係に発展することを避け、代わりに互いの痛みを慰め合う複雑な関係を築いていきます。
スタイルとテーマ

ウォン・カーウァイの映画としては典型的な要素が多く含まれており、繊細で詩的な映像美、独特の編集スタイル、抑制された感情表現が特徴です。映画は、禁じられた感情、時間の流れ、記憶、そして過去への郷愁を探求しています。また、クリストファー・ドイルによる鮮やかな撮影技術と、ナット・チャンの美術設計が、映画のムードを一層際立たせています。
音楽

映画のサウンドトラックは、特に重要な役割を果たしており、ショスタコーヴィチの「ワルツ第2番」やナット・キング・コールの「Quizás, Quizás, Quizás(クイザス・クイザス・クイザス)」など、時代感を反映した選曲が心情を豊かに表現しています。
受賞歴

『花様年華』は、国際的な映画祭で数多くの賞を受賞しました。特に、2000年のカンヌ国際映画祭でトニー・レオンが最優秀男優賞を受賞し、映画自体もパルム・ドールにノミネートされました。その後も多くの映画賞で評価され、アジアだけでなく世界中で高く評価される作品となりました。

『花様年華』は、視覚的美しさと感情的な深みを兼ね備え、ウォン・カーウァイの代表作として多くの映画愛好家に愛されています。

ウォン・カーウァイは独特なスタイルと感情的な深みで知られています。彼の映画はしばしば恋愛、孤独、時の流れといったテーマを探求し、視覚的な美しさと非線形の物語構造が特徴です。

以下はウォン・カーウァイの主要な作品リストになります。

旺角卡門 (As Tears Go By, 1988) – 彼のデビュー作で、香港のトライアド(犯罪組織)の世界を描いた作品です。
阿飛正傳 (Days of Being Wild, 1990) – 1960年代の香港を舞台に、若者たちの愛と孤独を描いた映画で、ウォン・カーウァイのスタイルが初めて顕著に表れた作品です。
重慶森林 (Chungking Express, 1994) – 香港のバスターミナルとその周辺で繰り広げられる、二つの異なるラブストーリーを描いています。
墮落天使 (Fallen Angels, 1995) – 「重慶森林」と同じく、香港の夜の世界を背景にしたラブストーリー。個性的なキャラクターとスタイリッシュな映像が特徴です。
花様年華 (In the Mood for Love, 2000) – 1960年代の香港を舞台に、隣人として住む男女の切ない恋愛を描いた作品。多くの映画賞を受賞し、ウォン・カーウァイの代表作とされています。
2046 (2004) – 「花様年華」の続編とも言える作品で、過去の恋に囚われた男が、自身の感情を乗り越えようとする過程を描いています。
一代宗師 (The Grandmaster, 2013) – 中国武術の達人、イップ・マンの生涯を描いた伝記映画。武術のアクションシーンとドラマが融合した作品です。
ブルーベリー・ナイツ (My Blueberry Nights, 2007) – ウォン・カーウァイの英語による初監督作品で、アメリカを舞台にしたロードムービーです。

ウォン・カーウァイの映画は、非常に個性的で芸術的な作風で国際的に高い評価を受けています。彼の作品は、観る人の心に深く残る美しい映像と、感情的な深みを持つ物語で構成されています。

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