【宅配買取】ティーンズロード 1991年～1993年

1980年代後半から1990年代にかけての元気な若者たちの雑誌『ティーンズロード』の1991年から1993年をお譲り頂きました。

かなり珍しい雑誌ですので、資料としても貴重なため、お譲り頂いたすべての『ティーンズロード』をご紹介いたします。

ティーンズロード1991年1月号

特集 大アンケートヤンキー白書 大日本地域別（走）図鑑/ヤンキーヘアカタログ

ティーンズロード1991年2月号

特集 三河遠州女番連合参上！神奈川瀬谷地獄族

ティーンズロード1991年11月号

特集 気になるヤンボーのファッションチェック/相模スペクター

ティーンズロード1991年12月号

特集 対決！レディスドッチボール大会 紫優嬢vs麗綺嬢

ティーンズロード1992年3月号

特集 座談会 暴走族事件は俺らはこう思う

ティーンズロード1992年4月号

特集 全日本BARI２権スペシャル

ティーンズロード1992年5月号

発表 ミスターヤンキーあべくん

ティーンズロード1992年6月号

特集 北海道札幌女連

ティーンズロード1992年7月号

特集 ママさんサークル大集会

ティーンズロード1992年8月号

特集 千葉ブラックエンペラー

ティーンズロード1992年9月号

特集 少女はなぜレディースに入ったのか

ティーンズロード1992年10月号

特集 徹底検証ザ・レディヒス ひと夏のヤンキーたち

ティーンズロード1992年11月号

特集 あるひとつの引退式

ティーンズロード1992年12月号

特集 16人の総挑達

ティーンズロード1993年1月号

特集 ヤンキーねるとん大会

ティーンズロード1993年3月号

特集 新人レディース奮闘記

ティーンズロード1993年5月号

特集 ヤンキー夢占い

ティーンズロード1993年6月号

特集 湘南連合

ティーンズロード1993年7月号

ティーンズロード1993年9月号

ティーンズロードは、1986年に創刊された日本の若者向け雑誌で、出版社は白夜書房です。この雑誌は、特に不良文化やヤンキー文化を背景にした若者たちを主な読者層とし、1980年代から1990年代にかけて絶大な人気を博しました。当時のティーンズロードは、ファッション、バイク、チーム活動、恋愛、友情、さらには地元の仲間たちとの絆をテーマにした内容が多く、若者の生活や感情を生々しく描写する雑誌として知られていました。

背景にある若者文化として、1980年代後半から1990年代にかけては、日本はバブル経済期に突入し、物質的な豊かさとともに価値観が多様化していく時代でした。その一方で、学校や家庭に対する反発や、自分たちのアイデンティティを確立しようとする若者が多く、ヤンキー文化が大衆化していきました。暴走族（バイクチーム）やチーマーなどの存在が注目を集め、彼らのファッションや生き方が一種の憧れとして受け入れられることもありました。

ティーンズロードは、そうした文化の中心的存在として機能し、誌面では読者投稿による手書きのメッセージやイラスト、バイクのカスタム写真、ファッションスナップが掲載されることが特徴でした。読者自身が雑誌の一部となるような形式は、雑誌と若者の間に強い絆を生み出しました。特に、「改造車」や「チームカラー」といった個性を重視する文化は、ティーンズロードの誌面で鮮烈に表現され、若者たちの自己表現の場となっていました。

また、誌面は単にファッションや趣味を取り上げるだけでなく、時に読者の悩み相談や恋愛体験談、学校や家庭での葛藤といった内面的なテーマにも切り込みました。このような多面的な内容は、ティーンズロードが単なる情報誌ではなく、読者の声を代弁するような「共感の場」であったことを示しています。

ティーンズロードは、バイク雑誌や不良文化に関連する他の雑誌とともに、不良文化やその美学を広めた一方で、時代の変化とともに若者文化が多様化し、ヤンキー文化自体が衰退していく中で、2000年代に入るとその影響力を失いました。それでもなお、この雑誌は当時の若者たちにとって一つの象徴であり、今もなおその存在を懐かしむ声が聞かれます。