- 新潟県新潟市
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エーブック店長よりコメント
日本製鋼所のパワーショベルのカタログをお譲り頂きました。
日本製鋼所は(JSW)は、1907年(明治40年)に設立された、日本を代表する重工業企業。
当初はイギリスのアームストロング社およびヴィッカース社、三菱合資会社の共同出資により設立され、北海道室蘭市に本社工場を構えていました。
主に鉄鋼製品や武器の製造を目的としており、大正時代には軍需産業を中心に成長。
第二次世界大戦中は、軍需産業の中核的な役割を担い、戦車砲や航空機部品の製造を行ってましたが、戦後の非軍事化により民需への転換が求められるようになりました。その際、日本製鋼所は技術革新を通じて、平和産業への移行を果たし、さまざまな産業機械の開発に注力するようになりました。
その中でも特に注目されるのが、建設機械分野で展開されたパワーショベルの製造。日本製鋼所は、戦後の日本における復興と高度成長期の建設ラッシュを背景に、国内外で高い評価を受けるパワーショベルを開発いたしました。その堅牢で信頼性の高い製品は、日本国内のみならず、海外の建設現場でも活躍し、同分野における技術革新を牽引しました。
パワーショベル NCシリーズ カタログ
パワーショベルNCシリーズは、日本製鋼所が得意とする精密機械技術と油圧制御技術を活かし、高い作業効率と操作性を実現していました。特に、堅牢な構造と高い耐久性が特徴で、過酷な建設現場や鉱山での使用にも耐えられる仕様でした。
小型から大型まで幅広いモデルを揃え、土木工事、道路建設、鉱山作業など、さまざまな用途に対応可能でした。特に中型・大型機種は、大規模なインフラ工事や採掘作業での使用が多く見られました。
NIKKO O&Kパワーショベル カタログ
NIKKO O&Kは、日本製鋼所がドイツO&Kの技術を導入し、日本国内で建設機械を製造・販売するために設立された合弁会社です。特に、O&Kブランドの油圧ショベルやパワーショベルは、日本の建設現場や鉱山で広く採用されました。
この提携により、日本製鋼所はO&Kの先進技術を活用しつつ、日本市場のニーズに応える製品を提供することが可能となり、建設機械分野での地位をさらに高めました。
古い建設機械のカタログは、デザインや情報量の面で興味深いコレクターズアイテムとなっています。特に、過去に人気があったシリーズや、現在は生産されていないメーカーのカタログが特に人気が高いですね。
建設業界や重機技術の進化を研究するために、カタログは貴重な資料となります。特定の時代の技術トレンドや市場ニーズを読み解く手がかりとしても重要です。
またカタログには、当時のデザインセンスやマーケティング戦略が反映されています。そのため、デザイン史や広告研究の視点からも需要があります。
重機や機械が好きな一般の愛好家が、カタログを読み物や参考資料として楽しむケースもあります。特に精密模型の作成や、ジオラマの再現において参考にされることがあります。
1950~1980年代のカタログは、建設機械の黎明期や成長期を反映しており、収集家からの人気があります。
カタログの需要は、実務的な理由だけでなく、文化的・歴史的な価値も大きな要因となっています。興味を持つ層は建設業界に留まらず、広範な分野に広がっているのが特徴です。
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