【持込み買取】旧車カタログ トヨタランドクルーザー FJ40 FJ43型1965年頃

ご依頼いただき、ありがとうございます!

エーブック店長よりコメント

トヨタランドクルーザーの1965年頃に発行されたカタログが入荷したのでご紹介します。

ランドクルーザーカタログ

1950年代に登場したランドクルーザーは、当初は警察予備隊や公共機関向けの「BJ型」に端を発します。その後「20系」「40系」へと発展し、信頼性の高いクロスカントリー車として国内外に広まっていきました。1960年代はまさにランドクルーザーが国際的に知名度を高め、世界市場を開拓していった時代です。

1960年、ランドクルーザーは40系にモデルチェンジしました。40系はランドクルーザーの代名詞ともいえる存在で、1984年まで長く生産されるロングセラーモデルとなります。

デザインは角ばったシルエットと丸型ヘッドライトで、堅牢さを強調。

ホイールベースのバリエーションが豊富で、ショート(40)、ミドル(43)、ロング(45)など多彩なボディタイプを用意。

ピックアップや幌仕様、バン型など世界の需要に応じた展開がなされました。

■パワートレインと性能

当初はF型3.9L直列6気筒ガソリンエンジンを搭載し、信頼性と耐久性で評価されました。4速マニュアルトランスミッション、パートタイム4WDを備え、悪路走破性は世界トップクラス。のちにディーゼル仕様(B型3.0Lディーゼルなど)も加わり、途上国市場での支持を広げていきました。

■輸出と国際的評価

1960年代のランドクルーザー最大の特徴は、海外市場で爆発的に販売が伸びたことです。トヨタは北米、南米、オーストラリア、中東、アフリカへと積極的に輸出。特に耐久性が高く、砂漠やジャングル、山岳地帯など過酷な環境で重宝されました。
ランドクルーザーは「どこへでも行ける車」として評判となり、ジープ(ウィリス)やランドローバーと並ぶ存在へと成長します。

■国内での役割

国内では自衛隊、消防、林業、建設業などで公用・業務用車両として活躍しました。民間ではまだ高価で一般乗用需要は限定的でしたが、堅牢な働く車としての評価は定着しつつありました。

■1960年代後半の発展

後半には快適性や装備も少しずつ向上。ステーションワゴン型(FJ45V)など乗用志向のモデルも登場し、のちの「ランドクルーザー・ステーションワゴン系」(後の55系、そして80・100系へ続く流れ)の萌芽となります。

まとめ

1960年代はランドクルーザーが40系の登場によって国際的に確固たる地位を築いた時代でした。高い耐久性と多様なボディ展開で世界各地の需要に応え、トヨタのグローバル化を牽引。今日のランドクルーザー人気の原点は、この1960年代に形成されたといえます。

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