- 新潟県新潟市
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エーブック店長よりコメント
日本車輌製造株式会社の杭打機カタログ「D-207LC」2冊セットをお譲りいただきましたので、ご紹介いたします。

今回のカタログは、
- D-207LC M40C 三点支持杭打機
- D-207LC M40D オーガ・ハンマー併用杭打機
の2冊セットです。

大型建設機械のカタログらしく、実際の工事現場で撮影された迫力ある写真が数多く掲載されており、内部には機械構造や作業方法、各部の特徴などが詳しく紹介されています。当時の建設技術を知る資料としても非常に価値の高い内容です。
日本車輌製造とは?
日本車輌製造株式会社(通称「日車」)は、1896年創業の愛知県名古屋市に本社を置く老舗メーカーです。

現在では新幹線や在来線などの鉄道車両メーカーとして広く知られていますが、それだけではありません。
- 鉄道車両
- 橋梁
- タンクローリー
- 建設機械
- 発電機
など、大型インフラを支える製品を数多く手掛けています。特に建設機械分野では、1963年に世界初の三点式パイルドライバ(杭打機)を開発し、その後も国内の基礎工事機械をリードしてきました。
杭打機とはどんな仕事をする機械?
建物は地面の上に建っていますが、その重さを安全に支えるためには、見えない地下部分が非常に重要です。

そこで活躍するのが**杭打機(パイルドライバ)**です。
杭打機は、
- コンクリート杭
- 鋼管杭
- H形鋼
などを地中深くまで打ち込み、建物の荷重を固い地盤へ伝える役割を担います。
高層ビル、マンション、橋梁、高速道路、工場など、大規模建築物の多くは杭基礎によって支えられており、杭打機はまさに建設工事の「最初の一歩」を担う存在です。
普段完成した建物しか目にすることはありませんが、その安全性はこうした基礎工事によって支えられています。
M40CとM40Dの違い
今回のカタログは同じD-207LCシリーズですが、用途が異なります。
M40C 三点支持杭打機
三点支持方式によって高い安定性を実現したモデルで、正確な杭打ち作業を可能にしています。
カタログには広い造成現場で作業する様子や、構造図、ウインチなど各機構の写真が掲載されており、当時の設計思想を知ることができます。
M40D オーガ・ハンマー併用杭打機
こちらはオーガ(スクリュー)で先に地盤を掘削し、その後ハンマーで杭を打ち込む方式を採用したモデルです。
内部では図解を多用しながら、
- 回転機構
- オーガの仕組み
- 安全性
- 作業効率
などが分かりやすく解説されており、技術資料としても読み応えがあります。
建設機械カタログが人気の理由
近年は建設機械の古いカタログを集めるコレクターが増えています。
人気がある理由は、
- 現在は存在しない機種が掲載されている
- 当時の最新技術が詳しく紹介されている
- 昭和らしいグラフィックデザインが楽しめる
- メーカー資料として保存価値が高い
といった点にあります。
特に日本車輌、石川島播磨(IHI)、日立建機、小松製作所(コマツ)、住友建機などの古い建設機械カタログは一定の需要があります。
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