ウィトゲンシュタイン全集 全10巻＋補巻2巻 計12冊セット

大修館書店出版の「ウィトゲンシュタイン全集」は全１２冊で内容は以下の通り。

・１ 論理哲学論考
・２ 哲学的考察
・３ 哲学的文法1
・４ 哲学的文法2
・５ ウィトゲンシュタインとウィーン学団
・６ 青色本・茶色本
・７ 数学の基礎
・８ 哲学探究
・９ 確実性の問題・断片
・１０ 講義集
・補巻１ 心理学の哲学1
・補巻２ 心理学の哲学2

個人的には「ヴィトゲンシュタイン」の表記の方が親しみがありますが、全集のタイトルは「ウィトゲンシュタイン」となっていますね。

私が初めてウィトゲンシュタインを知ったのは高校の倫理の授業で、思想の概要を学んだけでも他の哲学者とは何かが違うと感じたことを覚えています。

また、その後に読んだ「論理哲学論考」は衝撃的でメモを取りながら読み進めました。

数学用語が多数出てきたときには本を投げ出しそうにもなりましたが、なんとか最後まで読むことができました。

そんな後世への影響も計り知れないウィトゲンシュタインの哲学的思索の軌跡が分かる「ウィトゲンシュタイン全集」をお持ちの方はぜひエーブックにお売りください。

『哲学的考察』は１９３０年に書かれた遺稿である。『論理哲学論考』で全ての問題を解決したと考え、哲学から引退したウィトゲンシュタインが、再びケンブリッジに赴いたのは１９２９年１月であった。それ以後翌３０年春までのノートに基づく『考察』は、ケンブリッジ大学への「研究報告」でもあるが、著書としての完成は、後に『哲学的文法』が計画されるに及び中止された。言語、論理、哲学の諸問題についての立ち入った考察は、それ自体としても、又初期思想からの移行期の資料としても、興味深いものがある。

https://www.taishukan.co.jp/book/b196337.html