本の買取ならブックオフ?本を売る時は業者の使い分けが大切です!

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本の買取ならブックオフ?

いらなくなった本を売るなら近所のブックオフが一番良いと思っていませんか?

確かにブックオフいいですよね。

ただ、プロの古本屋である私の意見としては、ブックオフと街の古本屋さんを使い分けるべきです。

本を売るときはブックオフで売ったほうがいい場合とブックオフ以外で売ったほうがいい場合があります。

それぞれ説明していきます。

ブックオフで本を売った方がいい場合

ブックオフで売ったほうがいいのは以下の通りです。

①新しくキレイな本
②全巻揃っていない漫画
③定価の安い本
④とにかく処分したい本

新しくキレイな本

ブックオフではアルバイトでも査定ができるようなシステムが出来上がっています。

本の裏表紙にバーコードがあり、新しめの本はブックオフの得意分野です。

他店よりも高価買取が期待できます。

全巻揃ってないマンガ

他の古本屋、特に店舗を持たない古本屋では全巻揃っていないマンガは販売が難しいため、買取価格は格安となっています。

ブックオフは大きな店舗があり、コミックを読む層に支持されているのでバラのマンガはブックオフで売るのがオススメです。

定価の安い本

もともと定価が安い文庫、新書なども揃ってないコミック同様、店舗がないお店や昔ながらの古本屋などでは販売が難しく、買取価格は激安の傾向にあります。

とにかく処分したい本

状態も悪く価値があるとは思えないので金額はともかく、なくなればいいという場合はブックオフの店頭での買取がよいでしょう。

例え0円でも処分はしてくれます。

ブックオフ以外で本を売った方がいい場合

逆にブックオフ以外で売ったほうがいいのは以下の通りになります。

①ISBNコードがない本
②プレミアム価格がついている本
③全巻揃っているマンガ 全集類
④未開封 同じ本が複数ある場合
⑤出張買取してほしい場合

①ISBNコードがない本

ISBNコードとは本の裏側にあるコードのことです。

こちらのコードをバーコードリーダーで読み取ることで、ブックオフではアルバイトでも簡単に査定ができるシステムを構築しています。

逆にISBNコードがない古書、展覧会の図録、限定発売された本は査定ができないため、格安の均一価格にされてしまうか、査定価格がつかないとされてしまいます。

しかし、そういった本の中にこそ値打ちのある本、高価買取が可能なプレミアム本が混ざっていることが多くあるため、ISBNコードがない本はブックオフ以外の地元の古本屋さんに問い合わせてみた方がよいでしょう。

また古い雑誌はブックオフは買取対象外ですが、中には価値の高い本もあり、他の古本屋では買取が可能です。

中には高価買取対象のものもあったりします。

②プレミアム価格がついている本

定価は3000円の本でも様々な事情でプレミアム価格がつき、買取価格が1万円を超えている本もあります。

例えば、ZARDの坂井泉水がレースクィーンをしていた時代に発売された写真集「ノクターン」

蒲池幸子ノクターン

この本は専門店ならば買取価格で5万円にもなることがありますが、ブックオフではただの古い写真集として数十円で買取されることが普通です。

③全巻揃っているマンガ 全集類

キングダム全巻

巻数が揃っていることで値打ちがあるコミックの全巻セット、全集といったものはISBNコードで管理しているブックオフの苦手なところ。

全巻揃っているということをプラス査定してくれる古本屋さんに売るべきでしょう。

④未開封 同じ本が複数冊ある場合

谷村新司大全集

ブックオフの規定で盗難などの本が買取で持ち込まれないための予防策として未開封のものは買取不可。

未開封や同じ本が複数冊ある場合は1冊しか買取しないというルールがあります。

アルバイトに査定を任せているブックオフとしては致し方ないルールです。

しかし、店主が直接買取をしている古本屋ならば、コレクターの方が未開封のものを大切に保管していたり、買うのが好きで読まなかったり、特典欲しさに複数点買っているといった事情もわかっているので、買取可能です。

また未開封ということに価値を感じ、高値でも欲しいという方もいますので、未開封は古本屋ならばプラス査定になることもあります。

⑤出張買取してほしい場合

現在、ブックオフでは出張買取までは人員がなかなかさけず、依頼しても1ヶ月先などと平気で言われてしまいます。

また、出張買取で荷物を取りに来ても、その場で査定はしてもらえず、後日振り込まれるという形のため、査定金額がどのようになるかわからないという不安がブックオフの出張買取にはあります。

自宅に取りに来てもらいたい時は街の古本屋さん、個人店に依頼することをオススメします。

本の買取は古本屋の出張買取がおすすめ

古本の買取で一番手間がかからない方法は古本屋さんに家に来てもらう出張買取です。

店舗に持って行くには本を箱や紙袋につめ、店頭まで運ばなければなりません。

車も必要ですし、待ち時間も出てきます。

ネット宅配買取もいいですが、自分で箱詰めする必要があります。

買取のご依頼者の一番手間がいらないのは出張買取です。

2階にある本棚の本も査定して箱詰めして運び出しまでしてくれるサービスが付いています。

量が多いほど出張買取が高価買取となるワケ

宅配買取は着払いで送ります。

ご依頼者に請求が行くことはありませんが、何らかの形で着払いの代金は査定額に含まざるを得ません。

また現在、宅配便各社は業績が悪化。

以前は当然のように行われてきた大口の割引もなくなり、ほとんどどこの会社でも宅配便の価格は定価になっています。

宅配買取を専門に行っている古本屋は毎月かなりの金額を支払い、大きな負担となっています。

その点出張買取は量が多くなってもコストという点ではさほど増えるわけではありません。

むしろ一度に大量の仕入れができるということになるため、量が多くなるほど高価買取になりやすくなります。

 

また宅配買取業者は全国対象で熾烈な争いをしています。

沢山の広告費を使ったり、ある程度の規模でしか経営が成り立たないため人員も沢山確保しているため、その分のコストが買取価格に反映されることになっています。

出張買取に来てくれる古本屋さんはほとんとが個人経営や家族経営です。

無駄な経費がかかってない分、高価買取が期待できます。

とにかく本を片付けたい時は出張買取

「引越しが近づいている」

「家の解体の日にちが迫っている」

そんな状況では特に出張買取がおすすめです。

タイミングがあえば買取を頼んだ当日に自宅に到着、査定して運び出しまでしてもらえます。

古本屋さんが査定、搬出作業をしている間も引越しの準備などができるのでとても好評です。

出張買取に来る人の顔はホームページでわかる

出張買取で少し不安なのはどんな人が来るかわからないところだったりしますね。

しかし、誠実な出張買取を心がけている店ほど店主がホームページで顔を見せています。

ほとんどの場合、顔を出している店主が自宅に来てくれるので安心です。

また夫婦で経営しているところも多く、リクエストがあれば女性のスタッフと一緒にお伺い可能なところもあります。

買い集めた本のエピソードで盛り上がれる

個人で古本屋を経営している人は元々本好きばかり。

自分自身もコレクターだったり、読書マニアが講じて古本屋になった人も多いです。

買い集めた本のエピソードで盛り上がれるのも古本屋を出張買取で呼ぶメリットと言えます。

大切にしてきた本こそ価値がわかる人の元へ

ブックオフや宅配買取専門業者が悪いわけではありませんが、業務としてはドライな作業にならざるを得ません。

大切な本を致し方なく処分する場所として最適なのはやはり本好きが経営する古本屋さんと言えるでしょう。

またそういった古本屋さんには常連の愛書家がついていて、大切にされてきた本をまた大切にしてくれる人へ橋渡しをしてくれます。

出張買取してくれるおすすめの古本屋

出張買取の依頼するのに一番いいのは近い店舗、事務所の古本屋に依頼することになります。

近ければその分、出張経費も少なくてすみます。

しかし、量が多くなれば愛知県内ならば出張経費は関係なくなりますので、名古屋市内の業者から選んでみるのもいいでしょう。

古本屋を選ぶ3つのポイント

古本屋さんに出張買取を依頼する時に決めてとなるポイントは以下の3つです。

①キャリアがある
②大きな車がある
③元気がある

①キャリアがある

古本の知識はすぐに身につくものではありません。

また古本屋同士横のつながりもあり、不得意分野は補ったりしていることもあります。

横のネットワークを構築しているのも出張買取の古本屋を選ぶポイント。

20年以上のキャリアがある古本屋を選べばこの点は間違いないでしょう。

②大きな車がある

古本屋がよく乗っている車はハイエース。

ハイエースがあればかなり大量の買取でも積載可能です。

しかし、中にはセダンなどで買取をしている古本屋もいて、荷物が乗らないのでまた来ますなんてことになることもあります。

今日中に片付けたかったのに当てが外れたということにもなりかねません。

③元気がある

本の運びだしには体力が必要です。

特に家の奥や2階からの運びだしは体力勝負。

ホームページの画像からして元気がありそう、電話口も明るい古本屋さんはやはり荷物の運び出しも気持ちよく行ってもらえます。

体力に自信がありそうな古本屋さんを選ぶのも出張買取のコツのうちです。

また元気かわかるひとつにホームページのブログがマメに更新されているかもポイント。

古本屋の業界も移り変わりが激しく、数年前に廃業した人のホームページがまだ検索されてくることもあります。

また元気な古本屋さんこそよく動いていて、マメにブログを更新しているものです。

古本の出張買取を依頼するときのポイント

出張買取を古本屋さんに依頼するときにポイントとなるのは以下の5つです。

①メールよりも電話がおすすめ
②売りたい本の内容を伝える
③ある程度の価格を事前に聞いておく
④訪問の日時を決定する
⑤売る本 残す本を区別する

①メールよりも電話がおすすめ

どこの古本屋さんでも出張買取の依頼は電話やメール、時にLINEで受け付けていますが、一番のおすすめは電話です。

なぜなら、電話口の対応でその古本屋さんの個性や人柄がわかるからです。

元気がいい、誠実に対応してくれそう、知識がちゃんとありそうということが電話の対応でなんとなく伝わってきます。

またメールやLINEよりもレスポンスが圧倒的に早く、即日の出張買取を依頼したいなど急ぎの時は電話が間違いないです。

古本屋側としてももう少し詳細を知りたい、どんな状況か知りたいといったことが電話だと聞きやすいためお互い電話の方がいいでしょう。

②売りたい本の内容を伝える

いろんな本がたくさんあって来て欲しいと言われても古本屋も困ってしまいます。

だいたいでいいので売りたい本の内容、冊数を把握しておき、ご依頼ください。

例えば、10年ほど前に子供が読んだ絵本が100冊ぐらいあります、などです。

2階の本棚に入ったままなどの本が置かれている状態を伝えて頂けるとそれによってスタッフを連れて行ったり、段ボール箱を多めに用意したりできるので助かります。

③ある程度の価格を事前に聞いておく

売りたい本の価格が事前に知りたい場合はリストにしてメールで問い合わせるのがよいでしょう。

また、「こういった類の書籍ならばいくらぐらいで買い取ってもらえるのか」と聞いてみるのもいいことです。

実際会ってから査定額を言われて断り、気まずくならないためにも電話やメールで事前に問い合わせをしておいた方がいいですね。

④訪問の日時を決定する

ご自身や家庭の事情で来てもらいたい日時を決めておいて伝えてください。

明日の10時ではなく、明日の午前中など時間に幅をもたせてもらえると融通がきいて助かります。

⑤売る本 残す本を区別する

当日になって混乱しないように売る本と売らない本ははっきりとわけておくといいでしょう。

またCD DVD Blue-ray ゲーム、フィギュアなども買取可能な場合がありますので、売りたい場合はそちらも用意しておくといいです。

出張買取の流れ

出張買取の流れは以下の8つになります。

①依頼した古本屋が約束の時間に現地に到着
②本がある場所を教える
③本の状態などを教える
④買取金額の決定
⑤古本屋が用意した買取承諾証に署名
⑥現金での支払い
⑦古本の搬出
⑧最終確認

①依頼した古本屋が約束の時間に現地に到着

車で来ますので駐車して欲しい場所などがあれば教えてください。

②本がある場所を教える

複数箇所にある場合はそれも最初に教えてあげましょう。

それによって査定や搬出の段取りを考えることになります。

③本の状態などを教える

この本にはサインがある。この本は切り取りがある。こちらの本は落書きがあるなどと本の内容を教えておくと査定がスムーズに進みます。

④買取金額の決定

古本屋が本を検品、査定をしていきます。

その結果が納得いけば買取成立となります。

不満な点や明細がわからない場合は質問してみましょう。

⑤古本屋が用意した買取承諾証に署名

買取金額に納得したら古本屋が用意してきた買取承諾証に署名しましょう。

買取承諾証は古物商営業許可証を発行している警察に義務付けされているものです。

住所、氏名、電話番号、年齢、職業の記載とともに免許証など身分証明書の提示をお願いします。

⑥現金での支払い

出張買取の一番のメリットは自宅にいながら当日現金を手にすることができるという方もいます。

作業の中で行うことなので金額に間違いがないか確認をお願いします。

⑦古本の搬出

基本的にお手伝いは不要です。

古本屋さんに任せておけば大丈夫。

しかし、例えば階段を使って本をおろす時などは階段に飾ってある小物などをひっかけてしまう可能性あります。

また足元が暗いと運びにくいといったこともありますので、小物を片付けたり、照明をつけたりして頂けると大変助かります。

⑧最終確認

元気のいい古本屋ならば本棚にある1000冊ぐらいの本ならば2時間程度で搬出可能です。

最後に間違えて買取してない本を持って行ってないか、逆に持って行くはずの本の忘れはないか確認してください。

買取の内容についてブログなどに記載されたくない場合はそのことを伝えておいた方がいいでしょう。

意外と高値になる古本

買取価格が高くて驚かれたことがある本をご紹介します。

古いアイドルの雑誌

GORO1979年

明星、平凡、近代映画など1970年代の古い芸能雑誌は人気が高く高価買取の対象です。

古い漫画雑誌

捨てようと思っていた古い少年ジャンプ、少年マガジンなど漫画雑誌、ビッグコミックスピリッツなどの青年コミック雑誌も年代によっては高価買取となります。

40年前の子供の趣味の図鑑

大人が買い与えた図鑑ではなく、子供が自分で買った図鑑に高価買取となるものがあります。

プロ野球図鑑、タレント名鑑、怪獣図鑑などですね。

古い甲子園の特集雑誌

毎日グラフ 1978年 高校野球

1980年以前の高校野球の特集雑誌などには高値になるものがあります。

また40年以上前のプロ野球のファンクラブに入っていたら送付されたきたニュース冊子やイヤーブックにも高価買取となるものがあります。

古い受験参考書

東大の英語 1980年 最近10ヵ年の徹底研究 数学社 大学入試シリーズ

赤本や大学問題集をコレクションするマニアがいるため、一部の古い参考書は高価買取の対象となっています。

古いゲーム攻略雑誌

マルカツシリーズなどのゲーム攻略雑誌には高価買取となるものがあります。

まだまだある意外と高く買取できるもの

古いクルマのカタログ

旧車カタログ いすゞ自動車 バス

1980年以前のスポーツカーや商用車のカタログなどは高価買取の対象です。

映画の半券

ダーティハリー チケット半券

半券といってもちゃんと前売りで買ったピクチャー仕様のものの中には高値になるものがあります。

アイドルのポスター

昔、レコード店でもらったポスターや、実家が化粧品店で掲示していたポスターの中にはお宝があることがあります。

アイドルのカレンダー

奥山佳恵カレンダー

年がかわったら価値がないと思われる方が多いカレンダーですが、ファンにとってカレンダーはアイドルのポスター集ともいえるため、高価買取になるものがあります。

タレントグッズ

ZARDリングチャーム

コンサートなどの物販で購入したTシャツやタオルの中にも高価買取の品があります。

ファンクラブ会報

岡田有希子ファンクラブ会報

アーティスト、アイドルのファンクラブに入会すると定期的に送られてる会報誌は資料的価値も高く、高価買取の対象です。

買取ができない本 人気がない本

①百科事典 文学全集 美術全集(特に1970年代、1980年代のブームの頃に発売された百科事典、文学全集、美術全集のほとんどは買取不可です。)
②状態が悪い本(水濡れがある、汚い、イタミがひどい、虫食いがある本)
③児童ポルノ
④違法コピー品 海賊版
⑤バラのコミック
⑥ベストセラー本
⑦ハウツー本
⑧揃ってないコミック
⑨文芸書全般(小説などは一番買取が難しい本だったりします。)
⑩自費出版の本(一部人気が高い本もありますが、ほとんどは買取が厳しいです。)

古本買取まとめ

古本を売るならば出張買取をしている古本屋さんがおすすめです。

知識があって元気がよく、対応が早いところがいいですね。

本の内容、種類によってはブックオフや宅配買取も考えてみてください。