こんにちは、エーブックスタッフのuoです。
先日、大須シネマで『モロッコ、彼女たちの朝』という映画を見てきました。
大須シネマは「大須の街に映画館を復活させたい!」という思いで2019年に開館されたミニシアター。
(大須シネマホームページ:http://www.osucinema.com/index.html)
座席数は42席でこじんまりとした雰囲気のなか映画が楽しめます。
ある週にモロッコの映画を上映していたかと思えば、翌週はワニサメ映画の特集上映をしていたりと上映ラインナップはなかなか独特。
『ルパン三世 カリオストロの城』も上映していましたよ。
場所は大須商店街の万松寺通から横道に抜けてすぐのところです。
↑万松寺通
住所:愛知県名古屋市中区大須三丁目27番12号
(大須観音駅から徒歩5分、上前津駅から徒歩6分)
チケットの予約はできず、映画館の受付で当日券を買うシステム。
ちなみに1週間以内に購入した大須シネマの映画チケットを見せると料金を100円割引してくれます。
そんな大須シネマのいいところはなんといってもきれいで清潔なところ!
ミニシアターってどうしても「このソファーいつからあるんだろう..?」とか「なかなか時代を感じるな..」って場所が多いですよね。
ですが、大須シネマは2019年開館ということもあり内装がキレイでオシャレ。
チケットを買ってから上映まで座って待つことのできるスペースも綺麗に整えられています。
トイレもちゃんと男女で別れていました。
それから、壁に上映する映画の写真や解説を貼っているのも素敵です。
映画を見る前に眺めて期待を膨らますのもよし、映画を見終わった後に「このシーンよかったな」とか思いながら眺めるのもよしで楽しいんですよね。
そして、今回私が見てきたのが『モロッコ、彼女たちの朝』という映画。
この映画、すごく良かったです。
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『モロッコ、彼女たちの朝』のあらすじ
臨月のお腹を抱えてカサブランカの路地をさまようサミア。イスラーム社会では未婚の母はタブー。美容師の仕事も住まいも失った。ある晩、路上で眠るサミアを家に招き入れたのは、小さなパン屋を営むアブラだった。アブラは夫の死後、幼い娘のワルダとの生活を守るために、心を閉ざして働き続けてきた。パン作りが得意でおしゃれ好きなサミアの登場は、孤独だった親子の生活に光をもたらす。商売は波に乗り、町中が祭りの興奮に包まれたある日、サミアに陣痛が始まった。生まれ来る子の幸せを願い、養子に出すと覚悟していた彼女だが……。
(映画『モロッコ、彼女たちの朝』公式サイトより)
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説明的なセリフはなく、劇伴もなく、抑制されたトーンの映画なのですが、その分、自然光や環境音が効果的に活かされていてモロッコの街やそこに住む人々、料理がとても魅力的に映っています。
衣装やインテリアがすごく素敵で絵画のように美しく心に残るシーンがいくつもありました。
(C)Ali n’ Productions – Les Films du Nouveau Monde – Artemis Productions
なんでも監督のマリヤム・トゥザニはフェルメールやカラヴァッジョといった画家に影響を受けたんだとか。
映画を見ているとモロッコに行ってモロッコ料理を食べてみたくなります。
ちなみに映画に出てくるモロッコの伝統的なパンケーキ、ルジザは公式X(旧Twitter)でレシピが紹介されていました。
大須シネマの温かい雰囲気のなかでこの映画を見れてすごくいい時間を過ごせました。
皆さんも大須に遊びに行くときは大須シネマにふらっと立ち寄ってみてはいかがでしょうか?