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エーブック店長よりコメント
七色仮面(なないろかめん)は、1959年に放送された日本の特撮テレビドラマシリーズです。原作は川内康範で、主演は大瀬康一が務めました。この作品は、子供たちに大きな人気を博し、日本の特撮ヒーローものの先駆けとなりました。
そんな七色仮面の貸本漫画をお譲り頂きました。
七色仮面は人気が高く、その後、復刻なども出ていますが、やはりオリジナルで所有したいというマニアな方がいらっしゃいますので、高値で売買されている一品です。
こちらも先日ご紹介した代理出品でお預かりしたものになります。
あらすじ
第1部「コブラ仮面の巻」
奇妙な笛の音が鳴り響いた夜、木の村という男が殺害されました。事件解決に乗り出した敏腕探偵蘭光太郎は、捜査の中で発生した少年誘拐や幼稚園園長への殺人予告が、木の村殺害と関連していることを突き止めます。これらの事件は怪人コブラ仮面の陰謀であることが判明します。
しかし、事件の真相に辿り着く寸前で蘭光太郎はコブラ仮面の罠にかかり命を落としてしまいます。悪の勝利が確定したかと思われたそのとき、どこからともなく、黄金のマスクに二丁拳銃を持つ正義の使者、七色仮面が現れます。
解説
『七色仮面』は、川内康範を原作に起用した記念すべき東映仮面ヒーロー作品の第1弾です。昭和34年6月から約1年間に渡り日本教育テレビ系で放映され、正義の使者七色仮面と平和を脅かす異形の怪人たちとの激闘を描きました。
この作品は子供たちから『月光仮面』に劣らぬ支持を獲得し、事件の真相には人間の醜い欲望と強い愛情という主題が存在し、大人の鑑賞にも耐える傑作とされました。
本書は、TVドラマ放映と並行して講談社の少年月刊誌「ぼくら」で連載された漫画版の全話をまとめた初のオフィシャル単行本です。描き手は一峰大二であり、後に『ナショナルキッド』や『ウルトラセブン』といった特撮作品の漫画化を手がけたことから、コミカライズの巨匠と称されています。
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