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エーブック店長よりコメント
映画『修羅雪姫』のロビーカードをお譲り頂きましたのでご紹介します。
映画のロビーカードとは、主に映画館のロビーやエントランスに展示されるために制作される広告用ポスターの一種。
映画のタイトル、出演者、監督、そしてあらすじの一部、または映画の特定のシーンを視覚的に表現する画像を含んでいます。
ロビーカードのサイズは通常、A4サイズ(210mm x 297mm)やそれに近いものが一般的です。映画館によっては、より大きなサイズのものも使用されることがあります。
内容は 映画の主要キャラクター、キービジュアル、映画のタイトル、制作スタッフやキャストリストなどが含まれます。時には、引用された評論や賞の情報なども記載されることがあります。
ロビーカードは、映画の宣伝だけでなく、映画文化そのものの記録とも言え、映画館に足を運ぶ観客にとっては、映画の世界への期待を高める重要な役割を果たしています。
『修羅雪姫』(Shurayuki-hime)は、小池一夫と上村一夫による同名のマンガを原作とした映画で、1973年に初公開されました。明治時代の日本を舞台に、主人公の鹿島雪(演じるのは梶芽衣子)が、家族を殺害した者たちへの復讐を遂げる物語です。小夜は夫と息子を殺され、自身も無実の罪で投獄されます。獄中で彼女は娘を出産し、その娘に雪と名付けます。そして、雪は道海和尚という剣豪のもとで厳しい修行を経て、母の復讐を果たす旅に出ます。
映画はそのビジュアルとストーリーテリングで知られ、特にクエンティン・タランティーノが大きな影響を受けたと公言しており、彼の『キル・ビル』シリーズに直接的な影響を与えました。監督は藤田敏八で、彼のスタイルは70年代のアクション映画の特色をよく表しています。映画はバイオレンス・アクションの要素が強く、雪の戦闘シーンや復讐の過程がドラマチックに描かれています。
また、この映画には続編もあり、1974年には「修羅雪姫 怨み恋歌」が公開されました。この続編では、雪が仇を討った後も、明治時代の政治的混乱に巻き込まれながらも、再び戦う姿が描かれています。
映画版の他に、2001年には現代風のリメイクも制作され、釈由美子が主演を務めました。このリメイクでは、舞台を架空の国に変え、SFアクションとして再解釈されました。『修羅雪姫』はその独特の美学とストーリー展開で、日本だけでなく海外でもカルト的な人気を博しています。
この作品は、復讐というテーマを通じて、女性の強さと美しさ、そして悲劇性を描き出しており、当時の社会背景や個人間の深刻な葛藤を浮き彫りにしています。
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