- 愛知県名古屋市
- 出張買取
エーブック店長よりコメント
先日買取させて頂いたものの中にマッチ箱のコレクションがありました。
戦前から、1970年代半ば、100円ライターが普及するまでは、あちこちの店が販促品としてマッチ箱を無料で配布しており、中には相当凝ったデザインのものもあって、見ていて楽しいですね。
小さなスペースに効率よく店を印象づける、リピーターになってもらう、売りたいものを売るということで、当時は相当考えられた様子。
コレクションしたくなるのもわかります。
こちらは「アルバイトサロン ナイター」のもの。
今でいうキャバクラみたいなものでしょうか。
時代を感じさせられるデザイン。雰囲気があります。
裏面には短い言葉で売りの文句「絶対ノーチップ」。
チップを取られるというのが当時問題だったのかもしれません。
こちらのデザインもいいですよね。
私的に一番気になったマッチ箱はこれ。
Z54C型テレビ式特許補助ケースのある玉売機。
まったくどういったものかわかりません。
玉売機という名前からして、パチンコ屋の玉を買う機械かなぁと思ったりするのですが、マッチというのは大衆に対して販促したものでしょうから、パチンコ屋の店主にしか買う決断がない機械がマッチ箱になるということが想像つきません。
裏面にヒントがあるかと見てみるとこんなことが羅列してありました。
強いタイガー製品を。
タイガーといえばタイガー魔法瓶。
もしかして、魔法瓶の製作技術を活かして、玉売機を作っていたのか、それともまったく別の会社なのか?!
ネットで調べてみましたが、答えは出ませんでした。
横にはこんな文字。
部品と言わずに当時は部分って言っていたのか、誤字なのか。
そもそもテレビ式ってなんでしょうか?
モニターがついているのかと現代人は思ってしまいますが、そんな感じはありません。
電気で動くものをテレビ式って言ったんでしょうか?
私の調査力では謎が残るばかり。
探偵ナイトスクープにでも依頼してみようかな。
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