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エーブック店長よりコメント
『霊術大講座』は、霊術家・松原皎月(まつばら こうげつ)によって著された、戦前の日本における“霊術”の体系的な理論と実践を記した貴重な文献です。本書は上巻・下巻の2冊構成で、八幡書店から復刻版が刊行されています。画像にあるものは、その復刻版で、専用函入りの豪華装丁となっており、現在では霊術研究や精神世界の探求を志す人々にとって重要な資料とされています。
松原皎月は、大正から昭和初期にかけて活躍した霊術研究家で、当時「霊術」と呼ばれていた心身修養法、超常現象、気の技術、治療術、精神統一法などを、日本独自の思想や東洋哲学と融合させながら、独自の理論を築き上げた人物です。本書『霊術大講座』はその集大成ともいえる大著であり、単なる民間療法やオカルトの域を超えて、ひとつの思想体系として構成されています。
上巻では、霊術とは何かという定義から始まり、霊魂の存在、生命の本質、人間の構造と霊的な働きについて詳しく論じられています。また、霊術を実践するための準備や心構え、身体の調整法なども解説され、思想と実技の双方から学べるように構成されています。さらに、透視・念写・心霊写真といった超常現象にも触れ、当時の心霊研究との関係も見逃せません。
下巻では、より実践的な技術論に重点が置かれ、呼吸法、瞑想法、気のコントロール、治療的手技、霊的な自己開発といった具体的な指導が展開されます。また、催眠術や暗示療法、精神統一法、霊感の強化といったテーマにもページが割かれ、まさに「大講座」の名にふさわしい網羅的内容となっています。松原は西洋の心霊主義に対して批判的な視点も持っており、東洋的な霊性の深さと普遍性を強調しています。
今回、お譲り頂いた書籍はかなり熱心に読み込まれ、線引、マーカーが多数ありました。
それでも元々価値のある本ですので、こういった状態でもお取引をさせていただくことにいたしました。
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