【出張買取】70年代映画の名作『タクシードライバー』|劇場公開当時の貴重な日本ポスター

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エーブック店長よりコメント

先日、お譲り頂いた1970年代の名作洋画のポスターから、今回は『タクシードライバー』をご紹介します。

タクシードライバーポスター

今回ご紹介するポスターは、1976年公開のアメリカ映画『タクシードライバー(Taxi Driver)』の日本版劇場用のポスターです。ロバート・デ・ニーロ演じるトラヴィスが、街角をひとり歩く印象的なビジュアルが全面に使用されています。背景には「ADULT MOVIE」や「SUPER PORNO」といったネオンサインが並び、当時のニューヨークの退廃的な雰囲気が濃厚に漂っています。

このポスターの魅力は、映画の主題でもある「都市の孤独」「狂気への傾斜」を、静かに、しかし強烈に伝えてくる点にあります。**トラヴィスのうつむいた姿勢と、周囲に無関心な街の風景が、彼の内面世界とシンクロして見えるのは、デザインの妙といえるでしょう。

日本語で添えられたコピーにはこう記されています。

「ダウンタウンのざわめき…街の女 光のカクテル…流れたアスファルト けだるいジャズの夜風… ニューヨークの夜が、ひそやかな何かをはらんで ほら、崩れてゆく…」

この詩的な文章も、日本版ポスターならではの味わいです。原作のハードボイルドな世界観に、日本独自の感性で叙情的なニュアンスが加えられています。

右下には「1976年度カンヌ国際映画祭グランプリ受賞作品」と明記されており、映画史におけるその重要性も感じさせます。『タクシードライバー』は、マーティン・スコセッシ監督の代表作であり、映画という表現手段の可能性を押し広げた金字塔的作品です。

また、このポスターはサイズや紙質、色調から見ても当時の劇場用オリジナルポスターである可能性が高く、コレクターズアイテムとしても非常に価値のある一枚です。

70年代のアメリカ映画が放った衝撃、そしてその余韻を、日本独自の視点で切り取ったこのポスター。部屋に飾るだけで、その時代の空気と緊張感が蘇るようです。

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