- 奈良県御所市
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エーブック店長よりコメント
法藏館発行の『親鸞大系』全25巻をお譲り頂きましたのでご紹介します。

『親鸞大系』は、浄土真宗の開祖・親鸞に関する思想・歴史・資料を体系的にまとめた大型全集で、1988年から1989年にかけて刊行されました。全25巻からなる本格的な学術資料で、現在は品切れ・重版未定となっています。
今回お譲りいただいたのは全25巻揃い。

思想篇(全13巻)
- 浄
- 阿弥陀仏
- 本願廻向
- 教
- 行
- 信Ⅰ
- 信Ⅱ
- 行信
- 証Ⅰ
- 証Ⅱ
- 人間観
- 倫理実践思想
- 比較思想
歴史篇(全11巻)
- 真宗成立の歴史的背景
- 親鸞の生涯Ⅰ
- 親鸞の生涯Ⅱ
- 親鸞撰述研究
- 教団の成立
- 教団の展開
- 蓮如の生涯
- 戦国期真宗教団
- 近世の真宗
- 近代の真宗
- 教団の課題
別巻
- 真宗関係文献目録
専門書らしい落ち着いた装丁で、研究機関や寺院の蔵書として大切に保管されていたものが多い全集です。
親鸞とは
親鸞(1173~1263)は、鎌倉時代の僧で、浄土真宗の開祖として知られています。
9歳で出家し比叡山で約20年間修行しましたが、「自分の力だけでは悟りに至れない」という思いを深めます。その後、法然のもとで念仏の教えに出会い、「阿弥陀如来の本願を信じることによって救われる」という思想を生涯説き続けました。
親鸞の教えの特徴は、自分の修行や善行によって救いを得るのではなく、**阿弥陀仏の本願に身を任せる「他力本願」**を重視した点にあります。
なお、「他力本願」は日常では「人任せ」という意味で使われることがありますが、本来は仏教用語であり、「阿弥陀仏の力によって救われる」という宗教的な意味です。
親鸞の代表的な著作には、
- 『教行信証』
- 『歎異抄』(弟子による親鸞の教えの記録)
- 『和讃』
などがあり、日本仏教史に大きな影響を与えました。
『親鸞大系』の価値
『親鸞大系』は、親鸞の思想だけでなく、
- 真宗教団の歴史
- 親鸞研究
- 蓮如研究
- 仏教思想との比較研究
- 真宗関係文献
まで網羅した、本格的な研究資料です。
大学や寺院、研究者に利用されることが多く、現在でも古書市場では全巻揃いの需要があります。外箱や月報が残っている場合は評価が高くなることもあります。
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