私が古本屋をはじめたのは2000年。
もう26年前になります。
まさか生涯の仕事になるとは開始当初は思ってもいませんでした。
今、思うと2000年というのはインターネットが普及しはじめ、古本屋業界だけでなく、様々な業界が転換期だったといえます。
古本屋で言えば、実店舗に本を並べ、それぞれの店舗の個性によって、お客様が来られ、実際に手を触れて、本を選んで買うという流れ。
もちろん目録や、催事などでの販売もありましたが、それもあくまで実店舗の延長。
それが古本屋にとっても、古本好きの方にとっても、一期一会の変わらぬものと思われていました。
しかし、インターネットが普及しはじめると、日本の古本屋、ヤフーオークション、Amazonなどなど、ネットで検索して、古本が買えるようになってきました。
また、ブックオフなどの新古書店も店舗数が増え、昭和の時代は隆盛を極めた老舗古書店も苦戦しているところがあったようです。
古本屋をはじめた時に先輩から、「今からはじめるの?タイミング遅すぎる」とか、「悪いこと言わないから他の商売しなさい」とまで言われたことがあります。
全くダメではないければ、古本の流通量はどんどん減り、お店の古本屋はほとんど潰れるだろうと言っていた方もいました。
しかし、今、2026年。
ある程度古本屋も減ったかもしれませんが、ある程度の数よりは減ってない印象です。
そして、我々の世代は、ネットに集中する人が多かったのですが、更に若い人たちはお店をはじめる方がたくさんいる。
お店に新たな価値を感じ、また若い古本好きの人が改めて、お店に行き、並んでいる棚から本探し出すということに喜びを感じられているようなのです。
私も全国様々な古本屋さんと交流させて頂いていますが、それぞれに工夫して、商売を継続しています。
たまたま偶然に入ってしまった業界ですが、今は天職だったなと日々の古本屋としての営みを楽しみつつ、今日もおもしろい本と出会えないかなとワクワクしています。





