【出張買取】ノーマン・フォスター作品集全3冊セット 1993年 同朋舎

ご依頼いただき、ありがとうございます!

エーブック店長よりコメント

同じ町内からのご依頼で建築雑誌、建築の作品集などを大量にお譲りいただきました。

その中でまず最初に欲しい方の手にわたっていったのがこちらのノーマン・フォスター作品集。

ノーマン・フォスター(Norman Foster, 1935年6月1日生まれ)は、イギリスを代表する建築家であり、20世紀後半から21世紀にかけて多くの革新的な建築作品を手掛けてきました。彼のデザインは、ハイテク建築の先駆者として知られ、機能性と美しさを両立させるモダニズムの精神に基づいています。

フォスターはマンチェスターで生まれ、建築家としてのキャリアはマンチェスター大学で建築を学び、その後、奨学金を得てアメリカの名門イェール大学で都市計画を学びました。ここで彼は、同じく著名な建築家リチャード・ロジャースと出会い、二人は後に建築業界で大きな影響を与えることになります。

ノーマン・フォスター作品集

1967年、フォスターは「フォスター・アソシエイツ(現フォスター+パートナーズ)」を設立。設立後、彼は一連の革新的なプロジェクトを手掛け、特に1970年代の「Sainsbury Centre for Visual Arts」(セインズベリー視覚芸術センター)で評価を高めました。この建物は、透明感のあるガラスと鋼鉄を用いた開放的なデザインが特徴で、彼のハイテク建築スタイルを象徴する作品となっています。

彼の代表的な作品には、ロンドンの「ガーキン」ビル(30 St Mary Axe)、ベルリンのライヒスターク(ドイツ国会議事堂)改修プロジェクト、香港の香港上海銀行本店ビル、パリのシャルル・ド・ゴール空港ターミナル、新しいApple本社キャンパス「Apple Park」などがあります。これらの作品は、革新的な技術とエコロジーへの配慮を組み合わせたもので、世界中で高く評価されています。

特に、ライヒスタークの再設計は、フォスターの名声をさらに高めました。彼は歴史的な建物を尊重しながらも、現代的な要素を導入し、議会の透明性を象徴する大きなガラスのドームを設置しました。これにより、国民が議会の活動を視覚的に監視できるというメッセージを伝えることに成功しました。

また、フォスターは建築における持続可能性の重要性を強く訴え、エネルギー効率の高いデザインや再生可能エネルギーの利用を推進してきました。彼の作品はしばしば、自然光や自然通風を最大限に利用する設計が特徴であり、環境に優しい建築物を多く手掛けています。

ノーマン・フォスターはそのキャリアを通じて数々の賞を受賞しており、1999年には建築の分野での最高の栄誉とされるプリツカー賞を受賞しました。また、2009年には建築への貢献が認められ、貴族院議員としての称号「フォスター・オブ・テムズ・バンク」を授与されています。

彼の建築哲学は、技術革新と人間中心のデザインの融合にあります。フォスターは単なる建物の設計者に留まらず、社会的、環境的に持続可能な未来を見据えた建築家として、現代建築界において不可欠な存在です。

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