【出張買取】決定版 正伝 後藤新平 全8巻 + 後藤新平大全

『決定版 正伝 後藤新平 全8巻 + 後藤新平大全』をお譲り頂きましたのでご紹介いたします。

『決定版 正伝 後藤新平 全8巻 + 後藤新平大全』全9冊セットは、2004年に藤原書店より刊行された、近代日本の巨人・後藤新平（1857–1929）の全貌を体系的に伝える決定的な資料集成です。全巻にわたり月報（告知・出版随想）が付属しており、研究者や歴史愛好家にとって極めて貴重なセットです。

【構成概要】

本セットは以下の2つのシリーズから構成されています。

1. 『決定版 正伝 後藤新平』全8巻
   
   　原著は昭和初期に後藤新平の長男・後藤恒平が執筆し、戦前の随一の評伝とされた大著を、藤原書店が新たに編集・復刻。全8巻でその生涯を丁寧にたどっています。

2. 『後藤新平大全』
   
   　後藤新平に関する演説・書簡・著作・講演・談話などの1次資料を中心に編集された内容。これにより「伝記」だけでは見えてこない後藤本人の思想・政策構想を直接読み解くことが可能となります。

   １ 医者時代 前史～1983年
   ２ 衛生局長時代 1892年～1998年
   ３ 台湾時代 1898～1906年
   ４ 満鉄時代 1906～1908年
   ５ 第二次桂内閣時代 1908～1916年
   ６ 寺内内閣時代 1916～1918年
   ７ 東京市長時代 1919～1923年
   ８ 「政治の倫理化」時代 1923～1929年

【後藤新平とは誰か】

後藤新平は、明治から昭和初期にかけて政治・行政・医学・植民地統治など多方面に影響を与えた希代の実務家です。満州医事業、内務省衛生局長、台湾総督府民政長官、逓信大臣、外務大臣、東京市長など多彩な経歴を持ち、「大風呂敷」とも呼ばれたスケールの大きな構想力で知られます。特に都市計画（関東大震災後の東京復興計画）や植民地統治（台湾・南満洲鉄道）において先見的な業績を残しました。