- 愛知県名古屋市中区大須
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エーブック店長よりコメント
1970年代を代表する少女漫画の金字塔、『キャンディ・キャンディ』(全9巻/なかよしKC)をお譲り頂きました。

原作:水木杏子、作画:いがらしゆみこによる「キャンディキャンディ」は、1975年に少女漫画雑誌「なかよし」で連載がスタート。
一大ブームを巻き起こしました。累計発行部数は1200万部を超え、アニメ・グッズ展開も含め社会現象となった作品です。
なぜ絶版になっているのか?
『キャンディ・キャンディ』最大の特徴であり、同時に悲劇でもあるのが**「現在も復刊できない作品」=“絶版”であることです。
その理由はシンプルに言うと、 著作権トラブル(原作者 vs 作画者)。
原作と作画で著作権が分かれている作品
両者の許諾がないと出版・再販ができない仕組み
その関係が裁判によって決裂
という状態になっています。
実際には、原作者と作画者の間で権利を巡る訴訟が発生。
最高裁まで争われたが関係は修復せず
その結果、2001年以降は再版・再放送・配信が不可能な状態になっています。

さらに、この作品は
原作(ストーリー)
作画(キャラクター・ビジュアル)
の両方が揃って初めて成立するため、どちらか一方の許可では復刊できないという特殊な事情があります。
「誰もが望んでいるのに出せない」=完全に封印状態の作品です。

絶版にもかかわらず、『キャンディ・キャンディ』は現在も非常に高い人気を誇ります。
その理由は大きく3つあります。
① 圧倒的な物語性
孤児として育った少女キャンディが、恋・友情・別れを経験しながら成長していくストーリーは、当時の少女漫画としては非常にドラマチックで完成度が高い作品でした。
アンソニーとの悲恋
テリィとの関係
「丘の上の王子様」の謎
など、読者の感情を強く揺さぶる展開が支持されています。
② 70年代少女漫画の頂点的ビジュアル
いがらしゆみこの繊細で華やかな絵柄は、まさに“少女漫画の王道”。
大きな瞳
フリルやリボン
花に囲まれた構図
表紙だけでもコレクション価値が高いレベルです。
③ 「読めない」こと自体が価値
最大のポイントがこれです。
新刊なし
電子書籍なし
再販なし
つまり現物を持っている人だけが読める作品
この希少性により、中古市場では常に需要があり、状態の良いセットは高額で取引されています。
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