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エーブック店長よりコメント
少年ジャンプの増刊「赤マルジャンプ」「ジャンプネクスト」をまとめてお譲り頂きましたのでご紹介します。
赤マルジャンプ

「赤マルジャンプ」は、集英社が発行していた「週刊少年ジャンプ」の特別編集増刊号です。1997年Winter号から刊行が始まり、2010年Winter号まで続きました。その後は「少年ジャンプNEXT!!」へと引き継がれています。

赤マルジャンプの大きな特徴は、週刊少年ジャンプで活躍する人気作家の番外編や特別読み切りと、新人漫画家の作品を同時に楽しめたことです。単なる「ジャンプの増刊号」ではなく、これから連載作家として羽ばたく漫画家の作品をいち早く読める場でもありました。

特に注目されるのが新人作家による読み切りです。赤マルジャンプには、後に「黒子のバスケ」を連載する藤巻忠俊、「ぬらりひょんの孫」の椎橋寛、「魔人探偵脳噛ネウロ」の松井優征、「僕のヒーローアカデミア」の堀越耕平など、後に週刊少年ジャンプを代表する漫画家となる作家の初期作品が掲載されています。

例えば2007年Spring号には、藤巻忠俊の「黒子のバスケ」の読み切り版が掲載されています。また同号には、週刊少年ジャンプ本誌で連載されていた「エム×ゼロ」「真説ボボボーボ・ボーボボ」「太臓もて王サーガ」などの番外編も収録されていました。

そのため現在では、当時の人気漫画を楽しむだけでなく、漫画家のデビュー前後の作品を確認できる資料としても興味深い雑誌です。後に有名になる作品の「原型」や、現在とは違う絵柄・設定を見ることができるのも、古い赤マルジャンプならではの魅力でしょう。
また、号によってはポスターやシールなどの付録が付いているものもあり、漫画雑誌としてだけでなくコレクターズアイテムとして注目される場合があります。
赤マルジャンプは2010年に終了しているため、現在では新品で購入することはできません。特に1990年代後半から2000年代の号には、現在人気作家となった漫画家の貴重な読み切りが掲載されているものもあります。古いジャンプを整理していて赤マルジャンプが出てきた場合は、捨ててしまう前に掲載作品や号数を確認してみる価値のある雑誌です。
少年ジャンプNEXT!
「少年ジャンプNEXT!」は、集英社が発行していた「週刊少年ジャンプ」の特別編集増刊です。2010年に、それまで刊行されていた「赤マルジャンプ」の後継誌としてスタートしました。国立国会図書館でも、赤マルジャンプの「継続後」の雑誌として登録されています。
創刊時の「少年ジャンプNEXT!」は、2010年Spring号から刊行されました。掲載内容は、週刊少年ジャンプ本誌で活躍する作家の番外編と、新人・若手作家による読み切りを組み合わせた構成。創刊号では「ぬらりひょんの孫」番外編をはじめ、「黒子のバスケ」「べるぜバブ」「めだかボックス」「PSYREN」など、本誌連載作品の番外編が掲載されています。
その一方で、後の人気作品につながる読み切りが掲載されたことも重要です。例えば2011年には、堀越耕平の「宇宙少年バルジ」、古味直志の「ニセコイ」読み切り版などが掲載されています。「ニセコイ」はその後、週刊少年ジャンプで連載されることになります。
2014年には誌名が「少年ジャンプNEXT!!」へ変更され、隔月刊となりました。以降も新人作家の読み切りに加え、人気連載作品の番外編やスピンオフを掲載。藤巻忠俊による「黒子のバスケ EXTRA GAME」のように、NEXT!!で展開された注目作品もあります。
2016年に刊行を終了し、後継誌として「ジャンプGIGA」が登場しました。つまり、赤マルジャンプから少年ジャンプNEXT!、少年ジャンプNEXT!!、そしてジャンプGIGAへと、ジャンプの増刊誌としての流れが受け継がれていったことになります。
現在では、当時の人気漫画を読むためだけでなく、連載前の読み切りや本誌では読めない番外編を確認できる資料としても興味深い雑誌です。特に「ニセコイ」「黒子のバスケ」など、後に大きな人気を得た作品の初期掲載号は、漫画ファンやコレクターにとって見逃せない存在といえるでしょう。
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