【出張買取】ル・コルビュジエ: 理念と形態

ル・コルビュジエ: 理念と形態
ル・コルビュジエ: 理念と形態
ご依頼いただき、ありがとうございます!

エーブック店長よりコメント

愛知県江南市で建築に関する書籍をお譲り頂きました。

そのうちの一冊がこちらの「ル・コルビュジエ: 理念と形態」。

1992年に鹿島出版会から発売になったものです。

ル・コルビュジエ: 理念と形態

ル・コルビュジエ(Le Corbusier、本名:シャルル=エドゥアール・ジャンヌレ=グリ)は、20世紀を代表するスイス出身の建築家、都市計画家、デザイナー、画家、そして思想家です。彼は1887年にスイスのラ・ショー=ド=フォンで生まれ、後にフランス国籍を取得しました。ル・コルビュジエは、モダニズム建築の先駆者であり、その革新的なデザインと理念は、現代建築に多大な影響を与えました。

ル・コルビュジエ: 理念と形態

彼のキャリア初期には、アール・ヌーヴォーや古典的な建築様式に影響を受けていましたが、パリに移住した後、より機能的で実用的な建築を追求するようになります。彼の設計哲学の中心には、「住宅は住むための機械である」という考え方があり、機能主義的な建築の提唱者として知られています。この理念は、彼の著作『建築をめざして』(1923年)でも詳述されています。

ル・コルビュジエ: 理念と形態

ル・コルビュジエの代表作には、パリ近郊のポワシーに建てられた「サヴォア邸」(1931年)、マルセイユの「ユニテ・ダビタシオン」(1947-1952年)、そしてインドのチャンディーガルにある議事堂(1950年代)などがあります。これらの作品は、コルビュジエが提唱した「ピロティ」「自由な平面」「水平連続窓」「屋上庭園」「自由な立面」といった五つのポイントを具現化したもので、近代建築の象徴となっています。

また、都市計画家としても、コルビュジエは「輝く都市」(Ville Radieuse)という理想的な都市モデルを提唱しました。この都市モデルは、機能的で効率的な都市生活を実現するために、高層住宅と広大な緑地、交通網の分離などを組み合わせたものです。この理念は、第二次世界大戦後の都市再建に影響を与え、特に戦後のヨーロッパや南アメリカで多くの都市計画に採用されました。

『ル・コルビュジエ: 理念と形態』は、彼のこうした建築思想とデザインを総括する書籍であり、彼の主要なプロジェクトや理論を通じて、その思想の進化と影響を探ることができます。ル・コルビュジエの設計理念は、機能性と美しさを融合させたものであり、彼の建築物は今日も多くの建築家やデザイナーにインスピレーションを与え続けています。

彼の作品は、単なる建築物以上のものであり、社会的、文化的なコンテクストの中で理解されるべきものです。彼の設計した建築は、住む人々に新しい生活様式を提案し、都市計画は、現代社会における人間の生活環境を根本から再考させるものでした。ル・コルビュジエの遺産は、世界各地に点在し、その多くがユネスコの世界遺産に登録されています。彼の理念と作品は、今もなお、建築の未来を考える上で重要な指針となっています。

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