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エーブック店長よりコメント
アレクサンドル・ソルジェニーツィン著『収容所群島』全6巻(新潮社・単行本版/新潮文庫版)をお譲りいただきました。


『収容所群島』は、ソ連の強制収容所(グラーグ)の実態を告発した20世紀を代表するノンフィクションであり、1970年にノーベル文学賞を受賞したソルジェニーツィンの代表作です。
文学作品であると同時に歴史的証言として世界的に高く評価されており、現在でも政治学・歴史学・人権問題を学ぶ上で欠かせない一冊となっています。
なぜ『収容所群島』は現在高額で取引されているのか
10年ほど前までは比較的入手しやすい本でしたが、近年は古書市場で価格が大きく上昇しています。


その背景には、大きく二つの理由があります。
長年の絶版による希少性
新潮社から刊行された単行本版・新潮文庫版はいずれも長らく絶版となっており、現在は新刊で入手することができません。

全6巻という構成のため、長年のうちに欠巻となったセットも多く、状態の良い全巻揃いは古書市場でも流通数が限られています。
そのため、ヤフオクやメルカリなどでも全巻揃いは数千円から1万円以上で取引されることがあり、巻によっては単品でも高値になるケースがあります。
復刊を希望する読者の声も多く見られますが、現在まで再版は実現しておらず、需要に対して供給が不足している状況が続いています。
ロシア・ウクライナ情勢による再評価
価格上昇のもう一つの要因が、2022年以降のロシアによるウクライナ侵攻です。
この出来事をきっかけに、ソ連時代の強制収容所や全体主義、人権抑圧の歴史を知るための文献として『収容所群島』が改めて注目されるようになりました。
ソルジェニーツィンが描いた国家による弾圧や収容所の実態は、現代の国際情勢を考える上でも読み継がれる作品となっており、歴史書・政治思想書として探す読者が増えています。
また、ソルジェニーツィンの思想やロシア観が現代ロシア政治との関係で論じられることも多くなり、「今こそ読むべき古典」として再評価されていることが、中古市場での需要増加につながっています。
単行本版・文庫版ともに人気
『収容所群島』には新潮社の単行本版と新潮文庫版があります。
どちらも現在は絶版となっており、特に全6巻が揃ったセットはコレクターや研究者から人気があります。
帯付きや状態の良いものはさらに評価が高く、大学や研究機関などで探されることも少なくありません。
その他 歴史書・地理書買取実績
2020/08/07
2015/09/10
2014/09/06
2014/06/26

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