- 愛知県名古屋市
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エーブック店長よりコメント
先日、お客様よりお持ち込みにて、岩波書店『全集 黒澤明』全6巻をお譲りいただきました。

黒澤明監督が手掛けた映画作品のシナリオを中心に、随筆や対談なども収録した貴重な全集です。1987年から1988年にかけて刊行され、映画ファンや映画研究者にとって基本文献のひとつとして知られています。

映画ではなく「シナリオ」を読む面白さ
黒澤明といえば、
- 『羅生門』
- 『生きる』
- 『七人の侍』
- 『蜘蛛巣城』
- 『隠し砦の三悪人』
- 『用心棒』
- 『天国と地獄』
- 『赤ひげ』
- 『影武者』
- 『乱』
など、日本映画史を代表する名作を数多く生み出した映画監督です。

しかし、この全集の魅力は完成した映画ではなく、シナリオそのものを読むことができる点にあります。
場面構成や人物の動き、セリフのリズムなど、映画を生み出す設計図ともいえる脚本を読むことで、黒澤明の演出術や物語づくりの巧みさをより深く知ることができます。

全6巻に代表作を収録
全6巻には、初期作品から晩年までの主要作品が年代順に収録されています。
例えば、
- 第1巻には『姿三四郎』『一番美しく』『虎の尾を踏む男達』
- 第2巻には『わが青春に悔なし』『酔いどれ天使』『野良犬』
- 第3巻には『羅生門』『白痴』『生きる』
- 第4巻には『七人の侍』『生きものの記録』『蜘蛛巣城』
- 第5巻には『用心棒』『天国と地獄』『赤ひげ』
- 第6巻には『どですかでん』『デルス・ウザーラ』『影武者』『乱』のほか、随筆や井上ひさし氏との対談なども収録されています。
映画研究者にも人気の全集
『全集 黒澤明』は映画鑑賞のための本というよりも、映画制作や脚本研究の資料として評価されています。
現在でも大学や映画学校、研究者、熱心な映画ファンからの需要があり、函・月報付きで揃っているセットは中古市場でも人気があります。

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