【出張買取】名古屋市中村区でデザイン書 マンガの描き方など。

「最速、いつ来れますか？」

「最速は・・・今からです」

名古屋市中村区より電話を頂き、引っ越しを目前に控え、お急ぎの様子。

ちょうどお電話を頂いた時は仕事も一段落したところでしたので、上記の会話となりました。

もちろんタイミングによってはなかなかお伺いできないこともありますが、できるだけ早い対応ができるようにいつも前倒しの仕事を心がけています。

といっても名古屋市中村区はそれなりの距離がありますので、すぐに準備をして緑区の事務所を出たものの渋滞もあって、到着したのはお電話を頂いてから１時間後。

早くついて驚かせたかったのですが、ちょっと残念でした。

中村公園の鳥居を抜けてご自宅へ。

この鳥居を見ると、中村区に来たなぁと思います。

デッサン、デザイン、マンガを描く勉強をされていたようで、その類の本、実用書が多数。

これらの本は古本としても高値で取引されているものも多く、一冊ずつ現在の相場を調べて頂きました。

特に今回特に良かった一冊はこちら。

叢書記号学実践 ウラジーミル・プロップ「昔話の形態学」。

物語を作る人は必読すべき本とされているものです。

 

登場人物の機能」の章が素晴らしい。この章では、ロシアの昔話を機械のように分解し、多くの作品に共通する構造や機能を30ばかり挙げて解説している。具 体例にはロシア民話の特色が出ているが、個々の機能からは物語の普遍的手法が読み取れる。実際、宮崎アニメやドラゴンクエストなど、現代の若者をとりこに している作品でも、同じ構造や機能が利用されていることに気づく。

 

Amazonのレビューに、この本の魅力がうまくまとめられていました。

実は私も若い頃は童話を書いていたことがあり、いくつか公募で賞をもらったこともある為、物語を作る発想法には興味があり、様々な本を読んできました。

少し書いていって気がつくのは、うける物語にはパターンがあるということ。

あとはいかに肉付けをしていくかなのですが、それが難しいんですよね。

こういった本が一度、私の手に偶然にもやってくるということに、古本屋の仕事の魅力を感じます。

荷物の運び出しにもご協力いただきましてありがとうございました。

こちらのドラえもんのジャイアンのフィギュアも売っていただけないかとお願いしたのですが、こちらはプレゼントされたものだからダメとのこと。

せめて写真だけでもとお願いして撮らせて頂きました。